2026-11-01
リジュラン、リトゥオのスキンブースターを切り替える前に、この違いは必ずご確認ください
リジュランからリトゥオに切り替える前に知っておきたい違いを解説します。注入する素材、制度上の分類、新しいからといって優れているとは言えない理由、施術前に伝えるべき項目を整理しました。

リジュランを受けていて、リトゥオに切り替えようとお考えですか?それでしたら、この違いは必ずご確認ください。2つの製品は、注入する原料と適用される制度が異なります。新しく登場したからといって、より優れていると言い切ることはできません。

皮膚の層を表現した説明用イラストで、実際の施術は注射で行います。
まず、注入する素材からして異なります
リジュランは、ポリヌクレオチドを用いた注射施術に使われる製品で、リトゥオは、無細胞同種真皮を用いた注射施術に使われる製品です。どちらも「スキンブースター」と呼ばれ、主に真皮層に注入します。ただし、原料が異なり、適用される制度も異なります。
用語 01 / 02 ・ ポリヌクレオチド(PN)
サケから抽出・精製したDNA断片です。リジュランの主成分です。
用語 02 / 02 ・ 無細胞同種真皮(hADM)
死後に提供された人の皮膚の真皮から、細胞成分の大部分を取り除き、細かく加工した素材です。リトゥオの原料です。

説明のために単純化した図です。実際の成分の形・大きさ・分布とは異なり、施術結果を示すものではありません。
ここが要点です。簡単に言えば、リジュランはサケから得たDNA断片を、リトゥオは提供された皮膚を加工した粒子を真皮に注入します。これは素材の違いであり、効果の違いを意味するものではありません。注入した素材がそのまま自分の皮膚に残るとは断定できず、変化の有無やその程度は人によって異なります。


並べてみると分かる違い
どちらが優れているかを比べるのではなく、何が違うのかを並べた表です。
区分 | リジュラン | リトゥオ |
主成分 | ポリヌクレオチド(PN) | 無細胞同種真皮(hADM) |
原料 | サケから得たDNA断片 | 死後に提供された人の皮膚の真皮 |
国内分類 | 医療機器(組織修復用生体材料) | 人体組織(医薬品・医療機器ではない) |
適用制度 | 医療機器関連法令 ・ 製品ごとの承認あり | 人体組織関連法令 ・ 製品ごとの審査手続きなし |
製造元の説明書、関連法令、報道をもとに整理しました(2026年10月時点)。表の項目は、効果や安全性の優劣を示すものではありません。
リジュラン(製造許可 14-825号)の承認された使用目的は、「成人の顔面部のしわを一時的に改善すること」です。
事前に確認すべき点も異なります。リジュランは原料がサケ由来のため、魚類アレルギーがある場合は必ずお伝えください。リトゥオは提供された組織から作られた素材のため、検査や加工を経ても感染症が伝播する可能性を完全に排除したとは言えません。
分類が異なれば、管理方法も異なります。現行制度では、リトゥオのような人体組織を美容目的で使用する場合に、製品ごとに審査して承認する手続きがありません。2026年10月の国政監査で、食品医薬品安全処長は、人体組織の美容目的使用は適切ではないという立場を維持すると答えました。食薬処は年内に政策研究を終え、その結果をもとに改善策を策定する方針を示しています。医薬品または医療機器として扱うかどうかは、まだ決定していません(2026年10月時点)。関連基準は今後変わる可能性があります。

新しく出たからといって、より優れているとは言えません
リトゥオがリジュランより後に発売された製品であることは事実です。しかし、発売時期は優劣の根拠にはなりません。先に発売されたからといって、より優れているとも言えません。
両製品を同じ条件で直接比較した研究は見つかりませんでした(2026年10月時点)。公開されているヒトを対象とした研究は、どちらも規模が大きくなく、リトゥオは発売が遅いため数も少ない状況です。そのため、どちらが優れている、あるいはより長持ちするとは申し上げられる段階ではありません。
では、何を基準に選べばよいのでしょうか。製品の発売時期ではなく、いまご自身のお肌に何が必要かを見て選ぶことが大切です。
まず見極めたい、お肌の3つのポイント
同じ「小じわ」でも原因が異なれば、スキンブースターよりも別の施術が先に必要になる場合があります。そのため、製品を選ぶ前に3つの点を確認します。
ポイント 01 / 03 ・ 乾燥感
小じわが乾燥によるものかどうかを確認します。
ポイント 02 / 03 ・ 表情の動き
表情の動きの影響が大きいかどうかを確認します。
ポイント 03 / 03 ・ 肌の厚み
肌そのものが薄くなって見えるかどうかを確認します。
ゴールデンディアマンでは、製品から先に決めることはいたしません。肌の厚み、乾燥感、小じわの位置や表情の動きを先に確認し、必要な部位と範囲を決めます。その結果によっては、別の施術を先にご提案することもあります。
製品を切り替えたいとお考えの方へ
すでにスキンブースターを受けていらっしゃる場合は、これまでの施術の記録がカウンセリングに役立ちます。事前に以下の3点を整理してお越しいただくとスムーズです。
確認事項 01 / 03 ・ 前回の施術時期と回数
最後に受けた時期と回数、あわせて受けたフィラー・ボトックス・レーザーの履歴をお知らせください。
確認事項 02 / 03 ・ 前回の施術後の反応
エンボス(注射跡の膨らみ)がどのくらい続いたか、触れて分かるしこりや長引いた赤みがあったかをお知らせください。
確認事項 03 / 03 ・ 切り替えを考えられている理由
期待と違った点や、不快に感じた点をお知らせください。製品を変えることで解決できる問題かどうかも、一緒に確認いたします。
製造元の説明書には、最近フィラーを注入した部位にはリジュランを使用しないよう記載されています。製品を切り替える際に何日間あけるべきかについては、公開されている基準を見つけられませんでした。前回の施術時期と現在のお肌の状態を見て、カウンセリングで決めます。
施術後に現れる可能性のある副作用:どちらの施術も、針を皮膚の内側に入れる注射施術です。注射部位に赤み・腫れ・痛み・内出血・かゆみが生じたり、注射跡がブツブツと盛り上がるエンボスや色素沈着が現れることがあります。触れて分かるしこり(結節)・硬くなる・変色、感染・炎症、アレルギーなどの過敏反応が起きることもあり、期待した変化が現れない場合もあります。注入物が血管を塞ぐと、皮膚壊死や瘢痕(傷跡)が生じることがあり、顔へのフィラーでは失明や脳卒中も報告されています。リジュランの添付文書にも、血管閉塞とそれによる組織壊死が注意事項として記載されています。リトゥオでも血管合併症が疑われた症例が学術誌に報告されており、報告者は、ヒアルロン酸フィラーとは異なり分解酵素で溶けないと見ています。リトゥオは提供された組織から作られた素材のため、検査や加工を経ても感染症が伝播する可能性を完全に排除したとは言えません。程度や期間は人によって異なり、副作用の頻度や遅れて現れる反応に関する長期的なデータは、まだ十分ではありません。炎症や腫れが1週間以上続く、次第にひどくなる、または普段と異なる症状が出た場合は、クリニックにご連絡ください。強い痛みや皮膚の色の変化が起きた場合はすぐにご連絡いただき、連絡がつかない場合は救急外来へ行ってください。視界の異常が起きた場合は、連絡を待たずにすぐ救急外来へ行ってください。施術の数日後に現れた場合も同様です。大切な予定がある場合は、回復の余裕を見て計画してください。
カウンセリングでぜひお伝えください:リジュランの製造元の説明書に記載された禁忌のうち、患者様からお伝えいただきたい項目は以下のとおりです。妊娠・授乳、自己免疫疾患、アレルギー性疾患、サルコイドーシスなどの肉芽腫性疾患、オスラー心内膜炎、成分(ポリヌクレオチドナトリウム)に対する過敏症、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)・抗凝固薬・抗血小板薬・免疫抑制薬の投与、未成年、体内で吸収されないフィラーや最近フィラーを注入した部位、炎症・感染などで損傷した皮膚。リトゥオの禁忌と注意事項は、製品の添付文書を基準にカウンセリングでご案内いたします。そのほか、サケなどの魚類アレルギー、アナフィラキシーのような重いアレルギー、局所麻酔薬への過敏反応、ケロイド・肥厚性瘢痕、ヘルペスの既往歴もお知らせください。施術が制限されたり、延期となる場合があります。
よくあるご質問
Q. リジュランを受けている途中で、すぐにリトゥオへ切り替えても大丈夫ですか?
製品を切り替える際に何日間あけるべきかについては、公開されている基準を見つけられませんでした。前回の施術時期と反応、現在のお肌の状態を見て、カウンセリングで決めます。
Q. リトゥオは新しく出たので、より良いのでしょうか?
新しく出たというだけで、より優れているとは言えません。両製品を同じ条件で直接比較した研究も見つけられていません(2026年10月時点)。
Q. どちらのほうが持続期間が長く、痛みが少ないのでしょうか?
両製品の持続期間と痛みを同じ条件で比較した資料は見つけられていません。持続期間はお肌の状態によって異なるため、院長とのカウンセリング後に施術の間隔をご案内いたします。麻酔の方法もカウンセリングで決定します。
Q. 2つの施術を一緒に受けても大丈夫ですか?
可否はお肌の状態によって異なります。施術の順番や間隔は、カウンセリングで決めます。
Q. リトゥオの原料が人の皮膚というのは本当ですか?
はい、死後に提供された人の皮膚の真皮から、細胞成分の大部分を取り除いて加工した素材です。法律により、パッケージには原則として「人体組織」の文字、組織バンクの名称、製造番号と使用期限を記載し、添付文書には組織の採取国やドナーの検査結果を記載することになっています。ご不明な点があれば、施術前にお尋ねください。
Q. ニュースで医療機器に変わるかもしれないと聞きました。
現在は人体組織として管理されています。食薬処は、医薬品や医療機器として管理するかどうかを含め、改善策を検討していますが、分類を変更すると決定したわけではありません(2026年10月時点)。基準が変われば、ご案内する内容も変わる可能性があります。
カウンセリングでまず確認すること
製品より先に、
お肌を拝見します
・ 過去の施術歴 — スキンブースター・フィラー・ボトックス・レーザー
・ 施術後の反応 — エンボス・しこり・長引く赤み
・ 小じわの原因 — 乾燥感・表情の動き・薄くなった肌
・ 肌の厚みと位置 — 部位ごとの厚みと小じわの位置
・ 健康状態 — アレルギー・自己免疫疾患・服用中の薬
・ 妊娠・授乳 — リジュランの説明書で禁忌とされています
ゴールデンディアマンでは、20年以上の経験を持つ形成外科専門医、宋相勲(ソン・サンフン)代表院長が、カウンセリングと施術を直接担当いたします。

ゴールデンディアマン 宋相勲(ソン・サンフン)代表院長(形成外科専門医)
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